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【4月8日 お釈迦様が生まれた日】
お釈迦様は西暦紀元前566年の4月8日、現在のネパールのルンビーニで生まれました。
誕生と同時に自らの足で立ち上がり、東西南北の四方に七歩歩み、右手で天を指し、左手で地を指して、「天上天下・唯我独尊・三界皆苦・我当安之」(てんじょうてんげ・ゆいがどくそん・さんがいかいく・がとうあんし)と唱えたといわれています。
これは、「私は、この世界の苦しむ衆生すべての者たちに、真の安らぎを与える為に生まれてきた。尊いのである。」という意味です。
新暦4月8日に「お花まつり」として誕生を祝うのは、世界でただ日本だけです。
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【12月8日 お釈迦様が悟りを開いた日】
お釈迦様は、インドの釈迦族の王子様として生まれ、何不自由なく育ちました。
しかし29歳の時、この世の生老病死という苦しみから解放を求めて出家しました。
ある日ブッダガヤーの菩提樹の木の下に座り、静かな瞑想に入られました。
そしてついに、12月8日の未明に真理の道の悟りを開いて仏陀と成られました。
放浪の旅に出かけてから6年後、35歳の時でした。
日本のお寺では「成道会」と呼んで、お釈迦様が悟りを開いた日として祝います。
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【宗派の成立】
もともとお釈迦さまの時代には、宗派というものは存在しませんでした。
しかし、お釈迦さまの入滅後、説かれた教えは、弟子たちの考えや受け止め方の違いによって少しずつ差がでてきました。
そのため、解釈の違う様々なグループに分裂したのがはじまりです。
現在、日本にある様々な宗派も、分裂を繰り返しできたものが少なくありません。
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【日本の仏教】
インドで生まれた仏教は、中国に渡り、六世紀半ばに日本にやってきました(三国伝来)。
そのころ日本では、仏教を支持する蘇我氏と日本の神々を固執する物部氏が対立していましたが、六世紀末、蘇我氏の勝利により、仏教が公認されました。
その時代に仏教定着の基礎を築いたのが、聖徳太子です。
聖徳太子は、深く仏教を学び、「法華経(ほけきょう)」「勝鬘経(しょうまんぎょう)」「維摩経(ゆいまぎょう)」の三つのお経の意味を解釈した「三経義疏(さんぎょうぎしょ)」を著しました。
仏教の思想で政治の改革に当られた聖徳太子は、日本仏教の開祖として崇拝されています。
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【日本の宗派数】
仏教にはもともと宗派、宗旨というものはありませんでした。
しかし、解釈の違い、教義や儀式の違いから数々の「宗」という教団が生まれました。
そしてまた、同じ宗の中にも思想の違いから「派」という派閥が生まれました。
日本の仏教宗派数は、ひとくちに十三宗五十六派といわれていましたが、近年宗派の中から多くの分派が独立し、十三宗は変わらないものの、多数の派が存在しています。
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【日本仏教十三宗】
日本の仏教の「十三宗」を古いものから順番に並べると、
■奈良時代
1.華厳宗
2.法相宗
3.律宗
■平安時代
4.天台宗
5.真言宗
■平安末期〜鎌倉時代
6.融通念仏宗
7.浄土宗
8.浄土真宗
9.時宗
10.臨済宗
11.曹洞宗
12.日蓮宗
■江戸時代初期
13.黄檗宗
となります。
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【納骨の時期】
納骨の時期は所によって様々です。関西は四十九日(満中院)の法要を終えてからするのが一般的ですがところによっては、お葬式後(火葬の後)直ちに納骨するところもあるようです。
それは土葬の名残のようです。(今でも土葬をしている地域はあります。)
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【墓地が無い場合】
埋葬する墓地のない場合はお寺などに納骨するか、一時預けておいて改めて墓地に埋葬します。
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【仏事は遅れないように】
「三回忌や七回忌などの法要はいつまでにすればいいんですか?」
「13回忌をしたいのですが、命日より過ぎてもかまいませんか?」
よくこんな電話をいただきます。
お寺様に聞いたところ、命日(当たり日)を遅れないように、命日から一か月前をメドに執り行うのが良いとされているようです。
最近では土曜日、日曜、祭日などの皆さまのお休みの日にされることが多いようです。
また、身内だけの少人数でも法事はされたほうがよろしいかと思います。
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【お盆の準備】
お盆は、正式には「盂蘭盆会」といいます。
お釈迦さまの弟子の目連が、あの世で餓えに苦しむ母を救うため、安居*1(あんご)のために帰って来た(7月15日*2「仏説盂蘭盆経」による)大勢の仏弟子にご馳走を施したのがはじまりです。
一般的には、ご先祖様が帰って来るといわれ、お寺様をお家に呼んで読経していただきます。
全国的には旧暦の8月、関東地方では新暦の7月、地方によっては9月に行われるところもあるようです。
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お盆を迎えるために、お仏壇を清掃し、綺麗にしておきます。
お仏壇とは別に、お供物をのせる精霊棚*3をつくります。
盆提灯*4や盆燈籠を飾ります。
迎え火(オガラ)を焚いて、ご先祖様をお迎えします。
お寺様をお家に呼んで読経していただきます。
お墓参りをします。
送り火(オガラ)を焚いて、ご先祖様をお送りします。*5
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*1
安居とは、雨期に托鉢を行えば虫を踏んだりして殺生してしまう可能性があるので、その時期には屋内で瞑想したり、勉学に勤しむようになった期間のことです。
*2
「仏説盂蘭盆経」というお経の中には、7月15日という日にちが何度も出てきます。
7月15日という日は、中国の道教の考え方の「中元」からきています(上元1月15日・下元10月15日)。
日本では、お世話になっている方に贈り物をする「お中元」です。
*3
精霊棚には、オガラで足をつけたキュウリとなすび、蓮の葉、果物、野菜、お菓子などをお供えします。
キュウリは馬、なすびは牛をあらわし、馬に乗ったご先祖様が、牛に荷物を持たせて帰って来ることを意味しています。
最近では、船の形をしたものなど、いろいろと変化しています。
*4
新盆(初盆)には白提灯を近親者が贈って飾ります。
*5
送り火の日にちも地方によって、15日だったり16日だったり様々です。
有名な京都の大文字の送り火は8月16日です。
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【人形や御守りの処分】
本来、お札や御守りはいただいた所に一年をもって感謝の気持で御礼参りするのが当然ですが、遠くでいただいた場合は返しに行くのも難しいでしょうから、そんな場合は当社でお焚きあげして下さるお寺をご紹介いたします。
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【地獄の沙汰も金次第】
地獄の沙汰も金次第とか三途の川も銭次第などという言葉があります。
これは、三途の川には流れの違う瀬があり、生前の業(ごう)によって、罪の軽い者は流れの遅い浅瀬、罪の重い者は流れの速い深みを渡るとされています。
そしてもうひとつは、六文銭をもって行けば舟で渡してもらえる瀬があるとされていることから、地獄の沙汰も金次第や三途の川も銭次第などと言われます。
棺(棺桶)に今でも六文銭や六文銭を模した物を入れるのは、川を無事に渡って欲しいと思う気持ちや、あの世に行ってもお金に困らないようにという気持ちからきています。
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【初詣(はつもうで)】(1月1日〜)
新年に初めて寺社へお参りすることです。お寺では、新しく迎えた年を祝う法要が行われます。
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【節分会(せつぶんえ)】(2月3日)
年の節目に当る立春の前日に、「鬼は外、福は内」と唱え、一年間の無事を祈る行事です。
しかし、お寺では「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追い払われた 鬼を救い、仏門に帰依させます。
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【涅槃会(ねはんえ)】(2月15日)
お釈迦さまが亡くなった日です。
各地で伝道の日々を送られてきたお釈迦さまも、最後の説法の地と決めたクシナガラの沙羅双樹(さらそうじゅ)の下で、頭を北に右脇をしたにして横たわりました。
その時、花の季節でもないのに突然花が咲き、満開の花が散華(さんげとなって)舞い散り、お釈迦さまのからだを埋め尽くしました。
また、天上界から舞い降りた、仏の賛美の声が響き渡り、この世のあらゆる動物たちが悲しみました。
やがて日が落ち、時が来て、お釈迦さまは80年の生涯を静かに終えられました。
この釈尊入滅のようすは、『涅槃図』や『涅槃像』として、多くの仏教美術作品に残されています。
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【春のお彼岸】 (3月の春分の日を中日とした前後三日間の一週間)
春分の日(中日)は、昼と夜の長さが同じになります。
そのため、あの世と現世とが一番近づく、神秘的な日とされ、ご先祖様をお祀りし、感謝をします。
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【お花まつり】(4月8日)
お釈迦さまが生まれた日です。
降誕会(ごうたんえ)、
灌仏会(かんぶつえ)、
仏生会(ぶっしょうえ)、
龍華会(りゅうげえ)、
浴仏会(よくぶつえ)などともいいます。
お花で飾った誕生仏に甘茶をかけて誕生日を祝います。
これは、お釈迦さまは、生まれるとすぐに立ち上がり、7歩あゆんで、右手を天に、左手を地に指して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」と宣言され、天の神々は花を散らし、八大竜王は甘露の雨を降らせて祝福したと、記されたところからきています。
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【お盆】
お盆を正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
お釈迦さまの弟子の目連が、あの世で餓えに苦しむ母を救うため、安居(あんご)のために帰って来た(7月15日「仏説盂蘭盆経」による)大勢の仏弟子にご馳走を施したのがはじまりです。
一般的には、ご先祖様が帰って来るといわれ、お寺様をお家に呼んで読経していただきます。
全国的には8月、関東地方では7月、地方によっては9月に行われるところもあるようです。
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【秋のお彼岸】(9月の秋分の日を中日とした前後三日間の一週間)
秋分の日(中日)は、昼と夜の長さが同じになります。
そのため、あの世と現世とが一番近づく、神秘的な日とされご先祖様をお祀りし、感謝をします。
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【成道会(じょうどうえ)】(12月8日)
お釈迦さまが悟りを開かれた日です。
日本では、臘月(12月)の8日に成道したとされることから臘八会(ろうはちえ)ともいいます。
お釈迦さまが、ブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開き、仏陀(ブッダ)と成られた日です。
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【除夜(じょや)】(12月31日)
旧年を取り除く夜という意味で、大晦日の夜のことをいいます。
1年を反省し、新しい年の幸福を祈ります。
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かんさいそうりょはけんせんたー
関西僧侶派遣センター
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ペット供養・ 遺骨葬儀・弔い直し |